人材不足で激務に悩んでいる看護師へ
今の職場でストレスを抱えていたり悩みを持っている場合は、自分の性格が職場にうまくマッチしていない可能性があります。転職先を選ぶときは自分の性格に合っているかどうかも考慮して選びましょう。
どんな性格が看護師に向いているのか、それは勤務する職場によって大きく異なります。看護師の職場である病院一つをとってみても病棟と外来では仕事内容や雰囲気も違いますし、他にもクリニックや介護施設など施設の形態自体が違うところもあります。そのため、看護師の一般的なイメージでもある「テキパキしていて明るい人」に向いている職場もあれば、「おとなしく無口な人」に向いている職場もあります。
たとえば、テキパキと動く性格の人は急性期病棟が向いていますが介護施設など高齢者の方のペースに合わせて仕事を行う職場ならおっとりした性格の人が向いています。また、内気で無口な人ならたくさんの患者さんと接する外来よりもあまりコミュニケーションが必要ないオペ室などが向いています。
看護師に向いているのは明るい性格の人、必要とされるのはコミュニケーションが取れる人、と決まっているわけではありません。どこの職場で働くかによって求められる性格や必要な性格は変わってきます。
職場によって求められる性格や必要とされる資格は異なるため、転職するときはまずこの職場は自分の性格に合っているのかどうかを考えましょう。自分の性格と照らし合わせながら職場を選ぶとより働きやすい職場に転職することができ、「看護師に向いている」と感じるだけでなく、仕事に対するやりがいやモチベーションも高く持つこともできます。
転職するとき、大抵の人は興味のある診療科や月収、年間休日数、夜勤の有無、福利厚生などを条件に求人を探しているかと思います。ブランク明けの方ならさらに院内託児制度や教育体制といった条件も上乗せされるかもしれません。ですが、求人を探すときはそれらの条件だけでなく性格に合っているかどうかも一緒に考えて探しましょう。
給料や福利厚生の条件が良かったとしても求人を出しているのが急性期病棟なら、おっとりとした性格の人には厳しい職場である可能性が高く、「私には合わない職場かも…」とストレスを抱えながら働くことも考えられます。また、今の職場に何かしらの不満を抱いているのであれば職場と自分の性格が合っていない可能性があります。
性格が合うかどうかは職場の満足度に大きく関係してきます。満足度ややりがいを感じることができる職場で働くためにも、求人を探すときは自分の性格を考慮しながら探しましょう。