看護師の求人倍率についてみてみよう

人材不足で激務に悩んでいる看護師へ

求人倍率

求人倍率

全国の都道府県69ヶ所に設置されているナースセンターの登録データに基づいた看護師の求人事情について詳しくみていきましょう。

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求人倍率は2.79倍の「売り手市場」

2014年の求人倍率は2.79倍と過去10年間で最も高い数値となっていますがこれは、一人に対して求人数が2.79件あることを示しています。そのため、働きたい看護師よりも仕事の方が多いという求職者にとって有利な「売り手市場」だということが分かります。

求人数と雇用形態の内訳は?

求人数の内訳は、病院が46.4%と全体の半数近くを占めていますが、診療所が11.6%、介護保険施設が18.1%、訪問看護ステーションが7.9%と病院以外の求人も多くなっています。これは介護保険施設や訪問看護ステーションの増加にともないさまざまな場所で看護師が求められるようになったため、今まで以上の人数が必要になったからです。雇用形態として多いのは常勤でその数は63.6%大部分を占めていますが、非常勤も32.3%と一定数の求人があることが分かります。また、この割合は2009年以降ほとんど変わらず同じ割合で推移しています。

ナースセンターへ登録した求職者数は?

ナースセンターに登録した求職者数を年代別にみてみると、20代が11.2%、30代が31.1%、40代が35.6%、50代が15.4%、と30代40代が多くなっており、さらに求職者全体でみてみると約6割近くを占めているのは40代以上でした。それに対して20代はそれほど多くないため、ライフプランやキャリアアップを考える世代がこれから先の働き方について行動を起こしていることが予想されます。
また、ナースセンターに登録している時点で看護師として現在働いているのはおよそ51.9%とそれほど多くもありません。残り46.1%が未就業となるわけですが、それは潜在看護師がいかに多くいるかもを表しています。

紹介率と就職率は?

ナースセンターに登録している求職者6万6477人のうち施設に紹介された求職者は1万7083人と紹介率は25.7%でしたが、その中で実際に就職に至ったのは1万1584人とその就職率は67.8%と、かなり高い確率で結びついていることが分かりました。しかし、必ずしもすべての求人が紹介されているわけではありません。
看護師はニーズも高く売り手市場だとはいえ、求職者と雇用側の条件がぴったりとマッチするのはそう簡単なことではないからです。とはいえ、働く看護師にとっては引く手あまたの売り手市場であることに変わりはなく、求職者にとっては条件を比べながら検討できる絶好の機会です。たくさんの求人をしっかりと吟味して、希望の条件に合う求人を見つけるだけでなく自分に向いた仕事や自分を活かせる仕事を見極めましょう。