看護師が「辞めたい!」と思うのは激務が理由となっている?

人材不足で激務に悩んでいる看護師へ

激務で退職者が多い

激務で退職者が多い

看護師の8割が仕事を辞めたいと思っているそうですが、なぜそれほど多くの人が辞めたいと思っているのでしょうか。3Kといわれるキツイ・キタナイ・キケンをキーワードにそれぞれを詳しくみていきましょう。

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「キツイ」

看護師が激務だといわれているのは体力的だけでなく精神的にもキツイ仕事だからです。事務などのオフィスワークのようにイスに座ってゆっくりする暇もなく、1日ずっと立ち仕事です。日勤だけでも大変ですが、夜勤が必要な病院の場合は勤務時間が不規則なため生活リズムが乱れてしまい、身体的な負担だけでなく精神的にも大きな負担がかかってしまいます。そのため、中には自律神経失調症になってしまう看護師もいます。
また、入院施設があるような病院はナースコールで看護師を呼び出しますがナースコールが鳴る時間は決まっているわけではないため、お昼休憩中であっても呼び出されたらすぐに駆け付けなければなりません。ときには、まともに休憩を取ることもままならない日もあります。ナースコールは基本的に体調が急変したときなどに使うものですが、患者さんの中には自分の用事など理不尽な要求をする人もいます。しかし、ナースコールが鳴った時点では急変なのか理不尽な要求なのかを判断することは難しいため、まずは患者さんのもとに行ってケアをしなければなりません。本当に急変ならば問題はありませんが、理不尽な要求が続くのであれば精神的にも大きな負担になってしまいます。
さらに、看護師は人の命を預かる重みや精子に直面する重みと常に向き合いながら仕事をするため、それらの重みに耐えかねて心身ともに疲れてしまう人もたくさんいます。

「キタナイ」

患者さんの中には自力で動くことができない人もいます。そんな患者さんの入浴やトイレの介助といった身の回りのお世話や、汚物や吐しゃ物などの処理も看護師の仕事です。仕事なので何とも思わずにやっている人がほとんどですが、客観的にみれば「キタナイ」と感じる仕事もたくさんあるので中にはつらいと感じる人もいます。

「キケン」

看護師は日々病気やケガに苦しむ患者さんたちと接しています。そのため、病気の感染リスクも高く、体液や血液、使用後の注射針などの扱いには十分に注意しなければなりません。しかし、いくら注意していても間違って注射針を刺してしまうこともありますし、インフルエンザなど感染力の高い病気になってしまうこともあります。実際に、インフルエンザに感染した患者さんの処置にあたっていた看護師が感染して亡くなってしまう、ということも起きています。

キツイ・キタナイ・キケン以外の「K」

最近は看護師の仕事がつらい理由として3Kに、過酷・給料が安い・休暇がない・帰れない・婚期が遅れる・化粧ノリが悪い、などを追加して9Kだともいわれています。
身体的負担、精神的負担の大きい仕事であるにもかかわらず給料が安い、人手不足でなかなか休暇や有休が取れない、出会いが少なく恋人と時間を合わせることも難しいため婚期が遅れる、夜勤などの不規則な勤務シフトで肌への負担が大きい、など激務がもたらす弊害は決して少なくありません。